Lime's mutter

まだまだ、懲りずにぶつぶつ続けます。2004年もLimeの言いたい放題。読んで下さる方に感謝。

1月18日

ホルン吹きにとって、やりがいのある曲、または作曲家をあげよ。と聞かれたら、私は、R.シュトラウス、マーラー、ワーグナーの3人の名前をあげる。ブラームスもまあまあだけれども、この3人の作品の魅力には負ける。ヒンデミットは、一押しだが、今ひとつ客受けしないから、どちらかというと、自己満足の世界にはまってしまう。

やはりR.シュトラウスはダントツ。2つのホルン協奏曲を残したほか、オーケストラの作品の中では、どのパートを吹いても吹き甲斐のあるパートとなっている。マーラーもそうだが、R.シュトラウスに比べるとシンプルで、その分音色が大切かなあと思う。ワーブナーは、技術的にも音楽的にも多様で、その表現力の豊かさが求められる。

では聞くほうはどうだろうか。どの作曲家の作品も長いものが多いので、まず忍耐力が必要である。(笑)わかりやすさでいけばマーラーかな?!ワーブナーはお話が少しわかりにくい。R.シュトラウスは両者の中間か。

自分にとっては、マーラーはどちらかというと自然を感じる。自然をテーマにしたテレビ番組や映画に合っていると思う。有名な映画に5番の4楽章が使われていたが、その風景にはあっていたけれども、人物の描写にはあっていなかったのではないかと思う。R.シュトラウスは、意外とラブストーリーにいいと思うのだが、、、協奏曲の2番の2楽章など、失恋したヒロインが、別れた相手を回想するシーンなんかにつかったら最高だと思う。ワーブナーは逆に音楽だけ聴いて、自分の空想に浸るのにいいかな。

1月17日

昨夜、「英雄の生涯」を聞いた。昔シンガポールで自分は7番ホルンを吹いたことがあったが、客として聞いたのは始めてのような気がする。もしかしたら、聞いたのかもしれないが、あまり記憶にない演奏だったのかもしれない。

実にいい曲だと思った。客として聞いても、オケのメンバーとして演奏しても、どちらもいい。自分にとって、そういう曲ってあまりない。客受けする曲ーたとえば、「新世界」とか「運命」というのは、ホルン吹きにとってはあまりやりがいのある曲とはいえない。ブラームスやチャイコフスキーも1番ホルンだったら、おいしいソロがあっていいかもしれないけれども、縁の下の力持ちが報われるような曲ではない。

その点、R.シュトラウスの曲は、親父がホルン吹きであったせいか、ホルン吹きにとってはどのパートを吹いても吹き甲斐があり、客として聞いても面白い曲ばかりである。特に昨夜聞いた「英雄の生涯」は、年を経るにつれて味わい深くなる。私は最後の部分がとてもすき。ホルンのオーディションには必ず出るソロがある。若い頃はこのソロを、とても明るく吹きたいと思っていた。しかし年を取ってくると、暗くはないけれども、地味で控えめに、渋く、やりたいなあと思うようになってきた。そういう意味で昨夜のソロは、自分のイメージしたとおりで、人生も通過点を過ぎ、人生とは、なんて偉そうに語るほどではないけれども、淡々とさりげなく、地味だけど心に染み入るソロだった。私一人ぼろぼろ涙を流していた。

曲が終わってブラボーと叫ぶ人がいたけれども、自分は拍手もせずぼーっとしていた。生きることが終わるとき、この音楽のように、淡々と静かに終わることが出来たらいいなあ、という想いが自分の目の前に広がっていたからである。

外気の冷たさより、最後のホルンのソロの暖かさが、うれしかった。

1月3日その2

たまたまつけたテレビでふと思い出した。自分には世界中に2人好きなバス-ン吹きがいる。ホルンとバス-ン、オケによっては隣同士のこともあるし、はるかかなたのときもあるが、オケの中では同じ旋律を吹いたり、和音をいっしょに担当したり、結構ご縁がある楽器である。また性格的にもあまり目立ちたがり屋でなく、どちらかというと地味なタイプであるが、中身はどうして内容のある人が多くいる。

大学の先輩であるAさんは、本当にすばらしい。学生時代は、とても音楽にまじめとは思えなかったが、あるときブラームスの解釈をめぐって話しをしだしたら、すごい人なんだとわかった。音楽に関してはものすごくまじめで、まじめであるがゆえに、それを隠そうとしているような人である。久々に音を聞いて懐かしく昔のことを思い出しながら、相変わらずいい音楽をやっていることに感動。

もう一人はベトナム出身の若手で現在は香港を中心にで活躍しているBさん。彼とはマレーシアでご一緒させていただいたが、すごい。とにかく旋律の歌い方、音楽の作り方、オケのなかでの受け渡し等、いっしょに仕事をしていると、本当に仕事のしがいがある。日本にも是非きていただいてその演奏を披露してほしい。

1月3日

今日も朝からいい天気。今年は三が日とも朝は太陽の光がまぶしく、部屋の奥まで差し込んでいる。

それにしても、テレビ番組の内容のひどさ。私は見たいとおもわないのだが、家人はテレビが好きなのか、ついていないといやなのか、他にすることがないのか、家にいる間中見ている。

私は、年末おもしろい本を買ったので、紹介する。これは、童話社というところから出版されている、栗田亘著「漢文を学ぶ」全3巻である。変な雑誌を買うより安いし、(1冊286円+税)内容は、ずばり漢文であるが、そこは、わかりやすく栗田流に説明がほどこされており、いつもかばんに入れて持ち歩きたくなるような本である。

目次をみると、ああ昔学校で習ったものがほとんどであるが、改めて読むと本当にためになる。ぜひ一読を薦めます。

2004年1月1日

昨日からおせち作りにとりかかり、とりあえずのおせちをブランチにする。午後は年賀状を作成。

年末の29、30は久しぶりに休みだったので大掃除をしようと思ったのだが、「GOOD LUCK」をやっていたので、掃除はそこそこ、玄関だけきれいにして、テレビに夢中の2日となってしまった。どうしてそんなに「GOOD LUCK」が好きかと聞かれても、これっという理由はない。ただ、自分の知っているキャプテンが甲田キャプテンの性格に似ているからかな。

所詮テレビの物語だからありえない場面ばかりだし、最後はハッピーエンドだったけれど、エンディングに山下達郎の「Ride on time」を持ってきたのは良かった。

29日の「GOOD LUCK」の前にやった、「何年恋を休んでいますか」?もよかった。ストーリはたいしたことなかったけれど、音楽がいいなあと思いながら見ていたら、やっぱりだった。

もちろん、それぞれの女性がなんとなくときめいていく過程などはおもしろかったけれど、最後は平凡なハッピーエンドになるところはやっぱりテレビ。

それにしても年末年始はばかげた番組ばかり。そんな中で、NHKの朝、「ようこそ先輩」には感動した。毎朝、朝からテレビを見て涙を流した。

たとえば、シンクロナイジングのコーチが、出身校の生徒を指導する場面、本当に手抜きせずに一生懸命指導していた。何事にも真剣に打ち込む姿は美しい。相手がたとえ誰であろうとも、一生懸命になって指導しているは、見ている者の感動を誘う。

くだらないテレビをみて時間をつぶすことの出来る人間がうらやましい。さあ、元日から皿洗いをしなくては!

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