Lime' Library

ホルンを勉強する上で、重要な役割を果たす、教則本、さまざまな曲について、Limeの蔵書をご紹介いたします。どの本も私が実際に使ったものばかりです。特に気に入っているものには、3ツ星をつけました。また、タイトルが紫色で書かれているものはそこをクリックすると、詳しい説明を見ることができます。中には日本で手に入りにくいものがありますが、個人輸入の代行もいたします。なお、記載した、楽譜の価格は、購入時のものです。ご了承ください。ご希望の方は、Limeあてメールをいただければ、詳細をお知らせいたします。

目次

1.練習曲、教則本

2.ホルンソロ

3.ホルンとピアノ

4.ホルンアンサンブル(四重奏)

5.詳しい説明

6.ホルン吹きのための読むくすり

7.ホルンアンサンブル(ニ重奏・三重奏)

8.ホルンアンサンブル(五重奏以上)

1.練習曲、教則本

タイトル 作曲者 出版社 Limeのお気に入り度 値段
フレンチ・ホルンのためのアンブシャーを作ること J.Singer Warner Bros.Publications ☆☆☆ US$6.50
48の練習曲 Raynolds G.Schirmer, Inc. US$11.95
ホルンのための音階と分散和音 The Associated Board of the Royel Schools of Music (Publishing ) Limited RM16.95
ホルンのためのすべてのメソード(2部構成、3巻) L.Thevet Alphonse Leduc それぞれ$33.50,$46.60,$22.70
ホルン上手に吹けるようになるための一考 Froydis Ree wekre 作者によるオリジナル
低音域のための30の練習曲(2巻) H.Neuling Hans Pizka Edition
60の練習曲(2巻) kopprasch International/ Carl Fisher ☆☆☆ 1、2巻ともInternational版US$6.50、C,Fisher版US$7.50
低音域を吹くホルンのための34の性格的練習曲 Martin Hackleman Editions Bim 4326円(税込み)
The...Talking French Horn Wayne M.Reger Charles Colin ☆☆ US$6.95
ホルンのための50の最初の練習 Barry Tuckwell Oxford University Press 3193円(税込み)
Preparatory Melodies(ソロ作品を引く前の準備のための旋律集) Max.P.Pottag Belwin Inc US$5.50
Graded Lip flexibilities for Horn in F & B♭ Peter Lawrance Brass Wind Publication
デール・クレヴェンジャーホルン教則本1&2 Dale Clevenger 他 Neil A.Kjos Music Co., 1,2共US$2.45
12の華麗なるカプリスOp.32 Gallay International Music Company US$5.50
Pottag-Hovey教則本 1&2 Max P.Pottag & Nilo W. Hovey Belwin Inc. 1,2ともUS$5.50
Concone(音楽的練習曲) John F. Sawyer編集 The Brass Press US$4.00
Supplementary Studies R.M.Endersen Rubank International US$3.95
An Illustrated Method For French Horn William C.Robinson
Philip Farkas
Southern Music US$12.50
Intonation Exercises fo Two Horns Verne Reynolds Wimbledon Music Inc US$8.50
Tecah Your Body To Blow Malte Burba Editions BIM ☆☆
Warm-up Exercises E.Remington Accura Music
A PAMPHLET FOR SELF IMPROVEMNET ON THE HORN Abby Mayer 自費出版 ☆☆
無伴奏ホルンのための練習曲 ガンサー・シュラー Oxford University Press 本体2,300円
40の性格をもった練習曲 H.キリング Southern Music Co. US$4.75

2.ホルンソロ

PARABLE V.Persichetti ELKAN-VOGEL INC. US$4.95
ソロホルンのための三楽章 A.フランケンポール Kendor Music Inc. US$5.00
小品ー4つの旅の印象による即興曲 V.ブヤノフスキー ☆☆ US$14.00
はがき A.プローグ Editions BIM ☆☆☆
イントラダ オットー・ケッティング DONEMUS ☆☆☆ US$5.75
ホルン・コール S.Berge Norsk Musikforlag ☆☆☆ US$8.75
LAUDATIO B.クロール N.SIMROCK ☆☆☆

3.ホルンとピアノ

タイトル 作曲者 出版社 Limeのお気に入り度 値段
ソナタト短調 エクレス IMC
ホルン協奏曲第2番 J.ハイドン Carl Fischer
2つのソナタ(演奏会用練習曲) ケルビーニ SCHIRMER US$7.95
ホルン協奏曲第1、2,3,4番 モーツァルト SCHIRMER ☆☆
ホルン協奏曲KV417(第2番) モーツァルト Barenreiter ☆☆ 2700円(税別)
ホルン協奏曲第2番 モーツァルト Breitkopf ☆☆☆
コンチェルト・ロンド モーツァルト Southern Music Co. US$2.00
ソナタ ベートーベン G.Schirmer
前奏、主題と変奏 ロッシーニ(タックウェル編集) G.Schirmer US$7.50
アンダンテ R.シュトラウス Boosey&Hawkes ☆☆ 600円
ホルン協奏曲第一番 R..シュトラウス Universal Edition ☆☆☆ 3,100円(税別)
ホルン協奏曲第2番 R.シュトラウス Boosey&Hawkes ☆☆☆
夜想曲 F.シュトラウス Universal Edition 1,020円(税別)
主題と変奏 F.シュトラウス Musikverlag Wilhelm Zimmermann
ホルン協奏曲 作品8 F.シュトラウス Universal Edition SFR17.00
「別れ」ホルンとピアノのためのロマンス F.シュトラウス Robert King Music
ホルン協奏曲 作品23 A.キール McCoy's Horn Library US$12.00
アダージョとアレグロ R.シューマン Breitkopf ☆☆☆
幻想小曲集 R.シューマン IMC ☆☆☆ 1494円(税込み)
協奏曲(ピアノ伴奏) ウェーバー G.Schirmer US$7.50
ホルンソナタ ヒンデミット SCHOTT ☆☆☆
アルト・ホルン・ソナタ ヒンデミット SCHOTT ☆☆☆
ホルンとオーケストラのための協奏曲(ピアノ伴奏)) ヒンデミット SCHOTT ☆☆☆
バガテル ノイリング Pro Musica
協奏曲(ピアノ伴奏) グリエール IMC US$10.00
間奏曲 グリエール IMC ☆☆☆
グラズノフ Master Music Pib.Inc. ☆☆☆
ロマンス スクリャービン MCA Music ☆☆☆ US$1.50
ヴォカリーズ ラフマニノフ IMC ☆☆☆
ソナタ コレルリ EditionMusius ☆☆ US$2.50
ヴィラネル デュカス Durand ☆☆
エレジー プーランク Chester ☆☆☆
カンテコール ヘンリ・ブシェル Alphonse Leduc
聖フーベルトの狩 ヘンリ・ブシェル Alphonse Leduc
世俗舞曲 ヘンリ・トマジ Alphonse Leduc
Chant Corse(コルシカの歌) ヘンリ・トマジ Alphonse Leduc
ロマンス作品36 サンサーンス IMC
小協奏曲 サンサーンス DURAND
アンダンテ V.ダンディ Gerard Billaudot
オクターブ・カノン フランセ IMC
デヴェルティメント フランセ TRANSATLANTIQUES ☆☆ FF73.94
山の歌 ボザ AlphonseLeduc
アイルランド ボザ Alphonse Leduc
森にて ボザ Alphonse Leduc
アルファ デファイエ Alphonse Leduc ☆☆☆
変化に富んだパヴァーヌ ダマース Henry Lemoine
子守唄 ダマース Alphonse Leduc
Aspects 5つの小品 ダマース Gerard BILLAUDOT FF89.96
思い出 ポール・ボノー Alphonse Leduc
Dans l'Ouest デゥボア Gerard Billaudot
ソナタ C.ケックラン Editions Max Eschig
森の詩 P.デュラン Editions M.COMBRE
Canto Serioso C.ニールセン Master Music Corp.
Lied et Scherso F.シュミット Master Music Corp.
ソナタ第3番 アレック・ワイルダー Margun Music ☆☆ US$8.00
5つの愛の歌 アレック・ワイルダー The Magic of Music US$6.00
セレナーデ ロビン・オール Schott US$9.95
3つのおとぎばなし デニス・レクレア Southern Music Co. US$14.95
4つの伝説 J.オルソン Hornseth Music co. US$4.50
ALLA CACCIA A.アボット Elkin Music International
秋の詩 A.ブッシュ SCHOTT
夜想曲 A.ランデル Broadbent&Dunn Ltd. US$7.00
パルティータ E.クルース Paterson's Pub.
ロンド変ロ長調 アーノルド・クック SHOTT
In Concert P. ローレンス Brass Wind Educational Suppliese Co.
Cortege and Toccata C.ブンチング Theames Pub.
パルティータ V.レイノルズ Southern Music Co.
ホルンとピアノのためのレナード・バーンスタイン D.J.Elliot編曲 Boosey&Hawkes ☆☆☆
ピンク・パンサー フランケンポール編曲 Kendor Music US$5.00
管楽器ソロ名曲集@AB 守山光三監修 東亜音楽社 ☆☆ 本体1,800円

5.詳しい説明

日本語の題名は、「フレンチ・ホルンのためのアンブシャーを作ること」とでも訳しましょうか。この本は、アメリカに行ったときに知ったものです。この本は、その前書きにも書いてあるように、アンブシャーを作る(develop)ことを目的としていますが、生徒は、しかるべき先生の注意深い助言を受けながら、この本を使うようにとされています。また、この本は、さまざまな分野で活躍するホルン奏者が、よく出会う技術的問題(problem)を解決するために、また毎日のやるべき日課(daily routine)としてつかってもよいとされています。本書は、5つの部分に分かれています。第一部は、音色とコントロール、第二部は、アルペジオ(分散和音)、第三部は、音階、第四部は、音程(interval音の跳躍)、第五部は、きつい日課=heavy routine,よりたくさんのスタミナ、と耐久力をつけるための練習)となっています。一番最後のページに,実際のこの本の使い方がのっており、一人一人の必要に応じた練習ができるようなやり方が示されています。この本は、ピアノでいうなれば、ハノンのような性格で、音楽的なことを表現するための技術を身に付けるためにあります。ですから注意深く自分の五感を働かせながら、毎日、同じ方法でなく、リズムを変えたり、強弱、アーティキュレーションを変えながら練習すれば、必ず力がつきます。ちなみにアメリカでのクラスメートでもあった、エリック・ラスク(元クリーブランド管主席)は、毎日これをやっているそうです。仕事や練習がないときは、もちろん第5部をみっちりさらうそうです。Warner Bros.Publications US$6.50


reynold.jpgこの本はアメリカのイーストマン音楽学校の教授であるヴェーン・レイノルズが書いた、48の練習曲です。この本の作者自身の前書きによると、コプラッシ、ギャレイ、マキシムーアルフォンズといった今まであった練習曲に対して、コンテンポラリー現代音楽のスタイルを演奏するための技術を身に付け、さらにホルンの技術を向上させる目的で書かれています。ちょっと初見では吹くのがかなり難しく、明らかに中級以上または、上級、プロ奏者を対象にしています。下は実音A、ホルンE、上は、実音g''',ホルンg’’’まで書かれていますので、1曲1曲吹きとおすのにも、結構技術が要求されます。また現代音楽のスタイルということで、音がとりにくく、本当に耳で自分の音を良く聞きながら練習しなくてはなりません。1番から23番までは普通の音域範囲内で変拍子とか取りにくい音程を中心としたものになっており、24番から28番は低音域、26番から36番までは高音域、39番から43番は拍子がどんどん変わるもの、44番以降は、小節線のないもの、タンギングの練習、リップトリル、ゲシュトップの練習となっ ています。この本も実はアメリカに行ったときに、多くの学生がやっていて、楽譜を見せてもらったときは、ほんとにびっくり仰天してしまったものです。日本ではあまり知られていないようですが、マンネリから脱出し、常に難しい技術に挑戦することを忘れないために、私にとってこの本は、大切な1冊です。
G.Schirmer, Inc. US$11.95


「ホルンのための音階と分散和音」と題されたこの本は、英国の王立音楽院が全世界で行っている、グレード試験のために編集されたものであります。このグレード試験は、ピアノやハープシコード、オーケストラすべての楽器、声楽、ジャズの分野で、まったくの初心者からディプロマ・レヴェル、教員資格取得のレヴェルまであります。内容は、グレード1から8まで(1が初心者、8が大体大学入学程度)で、どの楽器のどのグレードでも、必ず、音階、分散和音がスラー、スタッカートで課され、バロック古典エリアから1曲、ロマン派エリアから1曲、現代エリアから1曲、初見、口頭試問がだいたい課されます。その他にホルンでは、移調問題が課されます。この試験の準備のために、要綱を取り寄せ、初めて知った曲が何曲もありました。特に初心者から中級レヴェルの方々が、楽しみながら、ホルンの上達をはかれるような、練習曲、小曲って意外としられていないのではないかと思います。大体ホルンを始めて、1,2年の人たちには、この音階とアルペジオの本は役に立つことと思います。グレード別の達成す べき音域、技量での、音階と分散和音がでていますので、練習の目標が立てやすくて良いと思います。音階は長調、和声的短調、旋律的短調のほかに、半音階、全音音階があります。分散和音は、長調、短調のほかに、長7和音、減7和音があり、それぞれのグレードによって、1オクターブから3オクターブで、書かれており、大体の速さも示されています。実際のホルン試験では、これをスラー、レガート・タンギング、スタッカートで演奏するように求められます。日本ではこの試験はあまり知られていませんが、私が住んでいたマレーシアでは、音楽の資格試験として国が認めているため、毎年たくさんの人たちが受験します。
The Associated Board of the Royel Schools of Music (Publishing ) Limited
マレーシアで購入しました。RM16.95(日本円で約500円)

Lucian Thevet氏の書いた、ホルンのすべてのメソード(Complete Method of horn)を、初めて買ったときは、まだハードカバーで2冊に分かれていた。構成は2部に分かれています。はじめは楽器を持つ前に、知るべきこと(楽器、記譜法、呼吸法など)から始まり、125の練習曲(gからg’’までの音域)、リズム、すべての音程(interval)、あらゆる音階、解釈のための12の練習曲の合間に、ホルンを吹く上で、たいせつなことの説明やかんたんな練習曲があります。2部は移調についてかなりのページをさいて、説明があり、10の移調初見練習曲、4つの変調の練習曲、100の一般的な技術の練習曲、20の様式を学ぶ練習曲、そして最後に「試験の準備」で結ばれています。明らかに、ホルンを初めて始めるひとが、プロの奏者として活躍するのに必要とされる、すべてがこの本に納められています。この本のすべてをやることは大変ですが、やっただけの効果が得られる本です。たとえば、私はこの本で、さまざまなリズム、音程を練習したので、身についたテクニックが多々あります。ほかの練習曲と違い、さまざまな調が出てくるし、いやでも頭と耳を使わないと練習になりません。
実際の演奏で、直面する問題を解決するためにこの本がいつもそばにあると、とても助かります
Alphonese Leduc 第1巻 US$33.50、第2巻 US$46.60、第3巻 US$22.70

このエチュードは、低音域を演奏するにあたって、ひつような技術を身につけるために書かれており、ドイツでは、よく知られた練習曲です。意外に高い音域まで含まれていますし、また、ゲシュトップが多く、ゲシュトップが苦手だという人には、なかなかうってつけの練習曲です。拍子が変わったり、高音部記号と、低音部記号がしょっちゅう入れ替わったり、1曲の中で、テンポが変わったり、さまざまなアーティキュレーションがついているので、初歩をひととおり終えて、いろいろな曲に挑戦しようというひとには、おすすめです。1巻では、6番、5番、3番、4番あたりからはじめたらよいかと思います。10番あたりから1曲の長さが結構ありますので、どんな曲でもそうですが、吹き始める前に、どんな曲かアナリーゼするとよいでしょう。楽譜に書かれている練習番号を目安にして、最初から、全部吹こうと思わずに、「今日はここまでやれば、いいや」くらいで始めないと、途中で練習が嫌になってしまいます。2巻はより多くの忍耐力、耐久力を必要とします。

「ああ!鏡よ、鏡よ、鏡さん、この世で一番上手なホルン吹きは、誰ですか?」「それは、コプラッシの練習曲をいつも肌身はなさず持って、練習しているあなたです。」本当にそうだったらいいのになあ。ドラえもんに「ホルンが上手になるものある?」って聞いたら、「コプラッシの練習曲をいつも練習すれば!」なんていうせりふが、できるくらいこの練習曲は、世界中のホルン吹きに愛用?されています。その生い立ち、成り立ちは、さておき、私風の愛用の仕方を、ここではご紹介します。
まずは1番。今日は、調子がよさそう、悪そうなんていうときは、わざと1番をやります。この曲を楽譜どおり、キチンと吹くのは並大抵のことではありません。まず音がきれいでなくてはなりません。音程が正しくなければなりません。それからダイナミックス!これが難しいですね。音の数が少ないからか、きれいなクレッシェンド、ディミヌエンドが意外と難しいのです。耳を澄まして聞いていると、本当に自分の演奏が情けなくなるものです。ここが分かれ目。ここでやっぱだめだ、とあきらめるか、それともなにくそ、とがんばるか。こんな1番がうまく吹けるためには、息の流れはどうか、アンブシャはどうか、舌の使い方はどうか、などなどホルンの演奏に不可欠な技術を、点検することからはじまります。また1番をF管だけ、B管だけの指使いで吹くとか、さまざまな調に移調するという練習もかなり効果があります。

毎日コプラッシは飽きるなあ、という方には、まず移調をお奨めします。♭系の調はそうでもありませんが、E、D、A、Gは遣り甲斐があります。苦手は薬指がこき使われますし、モーツァルトとか結構この手の調が多いですので、慣れるとこともあります。また、Dは音が低くなりますし、Aは高くなりますのでどちらかが苦手なんていうひとにもお奨めです。

たとえば、4番などは、リズムを変えたり、アーティキュレーションを変えたりして練習すると、目先が変わって面白いです。どう愛用するかは、あなた次第、どんどん使ってきれいになりましょう。でなくてホルンが上手になりましょう。


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