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まずは音の名前を覚えましょう。普通私たちは「ドレミファソラシド」を使っていますね。
これは、11世紀の修道僧グイード・ダレッツォGuido d'Arezzoが、ドーレーミーファーソーラの6つの音型をおぼえて視唱を教える方法をかんがえました。この音の配列では、ミとファ、つまり第3音と第4音の間が半音で、他の音と音の間は全音です。グイードはこの6つの音を覚えるために、「貴方の僕たちが Ut queant laxis」というよくしられた賛歌で6つの苦のそれぞれがこの形の音符の一つではじまり、しかも1句ごとに上昇するようになっているー1番目の句はド、2番目の句はレ、というように左の楽譜の音符に○をつけてあるところを見てください。その結果、これら6つの句の言葉の最初の音節、Ut, re,mi,fa,sol,laが音符の名前になりました。
ut(ウト)のかわりにド、ラの上にシを付け加えれば現在のドレミと同じですね。またミーファの音程は半音です。
グラウトの西洋音楽史では、そのあとナチュラル、♯、♭がどのようにして生まれたかの説明がなさ、引き続き、当時一番低い音とされたgamut utから音階という言葉が生まれたそうです。
このドレミを考え出したグイードのアイディアから今日広く使われている、ヘ音記号、ハ音記号、ト音記号が使われるようになりました。このあたりの詳しいことについては、D.J.グラウト著西洋音楽史(上)の83〜86ページに書かれています。ご興味の或る方は是非ご覧下さい。
もう一つ、日本人にとってとても気になる疑問は、どうして英語、ドイツ語はラがA、シがB、そしてドレミファソが、CDEFGなのか。ということです。
これには、これという決定的な説を私はまだ知らないので、どなたかご存知なら、教えていただきたいと存じます。
ただ左の楽譜を見ていただくとわかるように、へクサコードの第1音は、gamma Utとよばれ、ここから今日の音階という言葉ができているそうです。また見ていただくとわかるように、ラにあたるところはAと付けられています。
ラ=Aは、おそらくバイオリンの調弦から来るという説が有力ですが、D.J.グラウト著西洋本学史(上)の30ページあたり、古代末期のギリシャの音楽理論を読んでいると、一番低い音と一番高い音はやはりAになっています。いつどこでどうなったかは、まだこれから調べなくてはいけないところですが、とにかく、かなり昔からAという音は大切な音だったにちがいありません!(2007年7月3日)
| 質問 | Limeからのお答え |
| 質問1:サックスフォーンの練習をしていると、100Mを全力疾走したように、息が苦しくなります。 | リードが壊れていませんか?リード、マウスピースと楽器のコンビネーションはいかがですか? まず楽器とその周辺をチェックしてみましょう。それから、鏡を見てみましょう。楽器を吹くとき頬のあたりが膨れていませんか?息を楽器に入れているつもりが、実はとんでもない使い方をしていると苦しくなります。実際に見てみないとなんともいえませんが、、、、、 |
| 質問2:音楽情報のページで”ドボルジャークと書いてありましたが、学校ではドボルザークと習いました。どちらが正しいのでしょうか? | 詳しいことはチェコ語を使う方に聞かなくてはいけませんが、英語にはない発音で、「じゃ」でもなく「ざ」でもないようです。ひいて言えば、”ドヴォ・ru・じゃ?ざ?・ク”というのが正しいようですが、なんとも日本語では表現できません!音楽に限らず、日本以外の人の名前を日本では、かなりとんでもない言い方をしています。いい例が中国の要人を日本流漢字の読み方で呼んでいること です。 |
| 質問3:よく「ガラコンサート」というコンサートがありますが、どういうコンサートなのでしょうか? | ガラというのはイタリア語で、豪奢とか華美な洋服を着ること、ごちそうという意味です。これが、英語ではお祭りとか特別の催しという意味で使われます。つまり、「ガラコンサート」というのは、特別の豪華コンサートという意味で、ゲストや曲目がその名にふさわしく、華やかなものであることが多いです。 |
| 質問4:日本ではド、レ、ミを使いますが、ほかの国(英、米、独、そしてマレーシア)ではなんというのでしょうか | 日本では確かに小学校、中学校では音名はドレミ(イタリア語)で使いますが、音階は、ハニホヘト(日本語)を使い、ポップスなどのコードネームはABC(英語)、音楽大学の入学試験ではアーベーツェー(ドイツ語)とよくまあ器用に使い分けています。英米はABC、ドイツはABCですが発音が違います。イタリアはドレミ、フランスはユト、レ、ミ、ファ、ソル、ラ、シ、マレーシアでは英国式にABCを使います。 |
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質問5:イングリッシュ・ホルンとホルンとはどう違うのでしょうか? |
Hornとは動物の角と言う意味です。もともと狩りや戦いの時に使われ数ある楽器の中でも、最も歴史のある楽器の一つです。このHornがフランスで演奏会用に使われ出したのが1600年代、そこで奏法や改良がすすめられたことから、時として、この楽器はフレンチ・ホルンなどと呼ばれるわけです。これに対して、イングリッシュ・ホルンはオーボエの仲間で、1760年に発明されました。アルト・オーボエとも呼ばれますが、どうしてイングリッシュ・ホルンという名前になったか、宿題として調べておきます |
| 質問6:4分の3拍子と8分の6拍子はどういう風に違うのでしょうか? | 理論的には、どちらも1小節に8分音符が6個ありますが、4分の3拍子は3拍子のダンスの曲、皆さんの知っているものだと、ワルツとかメヌエット、8分の6拍子は2拍子のダンスとか音楽(馬の走る様子を思い浮かべてください。)だと思ってください。音楽の起源ははっきりとはわかっていませんが、労働歌(日本で言えば、漁に出たときの掛け声などいい例です)、舞踊、信仰などから始まったと言われます。現在クラシック音楽と呼ばれているものは、主としてキリスト教の影響を受け、ヨーロッパで発達したものですから、ほとんどの拍子に対する考え方はここからきています。 アフリカのいろいろな地方のダンスはすごく複雑なリズムですし、バリ島のガメランはとても西洋音楽の概念では、説明できないものです。それに比べると普段われわれが接している音楽は、単純で 親しみやすいものと思っています。だからこそ、世界中で演奏されているのだと思いますが、、、 |
| 質問7:日本ではハ長調とか嬰ハ短調といいますが、他の国ではどうなのでしょうか? | まず長調とか短調って何なんでしょう。考えたことありますか?まず音階とは音楽に用いられる音を低いほうから高いほうへ、または高いほうから低いほうへ順番にならべたものを指します。基本的には始まりの音を取って、何調と言います。(ところがこの時だけ、日本では昔使われていたハニホヘトイロハを使用します。シャープは嬰、フラットは変となります) 音階には日本の学校で習うものだけでなく、時代や民族によっても異なり、現在われわれが通常使っている音階にも、何種類かあります。 その中の一つが通常われわれが使っている音階で、その中に長調と短調があります。長調と短調の違いは?と小さいお子さんに聞くと、長調は明るくて、短調は暗いなどという返事がよく聞かれますが、理論的には長調は3番目と4番目の音の間が短2度となっていますが、短調は2番目と3番目の音の間が短2度になっています。 英語では、長調はmajor、短調はminor、独語は長調はDur、短調はmollで音名も長調は大文字、短調は小文字で書きます。例えば、ハ長調は、英語ではC major、独語ではC Dur、ホ短調は、英語ではE minor、独語ではe mollとなります。 ところで、私は大学ではドイツ語で音を呼びましたので、ドレミのミは「エー」、ところがアメリカや、マレーシアでは「エー」はドレミのラ、よく間違えました。 |
| 質問8:固定ドってなんですか? | 音の名前を使って、楽譜を読んだり、歌ったり時に、用いられる方法の一つで、正しくは固定ド唱法といいます。これに対して、移動ド唱法というものもあります。例えば、レから始まる長調=ニ長調の曲を音名(ドレミ)で読むとき、書いてある音をそのまま読むのが固定ド唱法で、ちょっとややこしくなりますが、ニ長調の最初の音(主音とわれわれは呼びますが)をドとして、読むのを移動ドといいます。具体的にいえば、皆さんの知っている「きらきら星」は固定ド唱法で”ドドソソララソ”というと、ハ長調(ドから始まる音階)ですが、移動ド唱法ですと、どの長調でもいいわけです。または別の言い方をすれば、固定ド唱法でニ長調の場合は”レレララシシラ”となりますが、移動ド唱法では”ドドソソララソ”となります。どちらがいいかという論争は常に盛んですが、私個人は固定ドを使っていますし、オーケストラやアンサンブルなどでは、たくさんの移調楽器がありますので、便利です。 |
| 質問9:オーケストラで指揮者と演奏者の解釈が違った場合、演奏者はどうするのですか? | 練習も本番も一応言うとおりにします。そのかわり、もし指揮者が気がつかないようなところで、自分が好きにやれそうなところを、探したりするときもあります。特にソロなどははっきり注文を付ける指揮者と、やりたいようにさせてくれる指揮者とあります。お客さんはいい演奏をすると、ああいい指揮者だと、思いますし、悪い演奏をするとオーケストラが悪いと思われますが、よく言われることで「悪いオーケストラはない、悪い指揮者がいるだけ」です。オーケストラのメンバーは、いつもお客さんに楽しんでいただきたいからこそ、いつもいい演奏ができるように努力しています。 |
| 質問10:ト音記号とかヘ音記号ってなんですか? |
まず、簡単に言えば、「ト」はハニホヘトイロハでいう5番目、つまりドレミファソラシドでは「ソ」という意味です。ですからト音記号は「ソという音の記号」、ヘ音記号はもうおわかりですか?「ファという音の記号です。ト音記号をかき出す場所、下から2番目の線の上がソであり、ヘ音記号を書き出す場所、上から2番目の線の上がファです。 するとどうでしょう。ピアノ用の楽譜はよくできていることに気がつきます。真ん中のドは、ヘ音記号で書いても、ト音記号で書いても同じところ=真ん中にあります。 ところで、どうしてこの記号が楽譜の最初に付けられているかと、いいますと、もともとは”ハ音記号”から始まったようです。五線のどこが「ハ」つまり「ド」かということを表わしていました。その後、教会音楽の発達に伴い、男性の(低い)声部のために(楽譜を読みやすくするために)ヘ音記号が、考え出されたとされています。その後楽器の発達に伴い、ト音記号が使われ出したといわれています。 ちなみにト音記号は英語ではG−clef、ヘ音記号はF-clefといい、それぞれの記号はG,Fの大文字をくずしたものです。 |
| 質問11:どうしてイングリッシュ・ホルンという名前になったのですか? | イングリッシュ・ホルンという楽器は、オーボエ(2枚のリードを共鳴させて音を出す楽器で、ラーメンやさんのチャルメラのような音がします)の1.5倍の大きさで、女性のちょっと低い声(アルト)と同じ音域です。オーボエより、なんとなくエキゾチックで甘い音色です。 どうしてこの楽器が、イングリッシュ・ホルンと呼ばれるかというと、実はイングリッシュ(英国)でも、私のホルンともまったく関係なく、フランス語で「Cor Anglais」の 「Anglais」は英語で「Angled」(曲がっている)、見たことがある方はお分かりかも知れませんが、リードと楽器をつなぐところが、真っ直ぐではないのです。これが誤訳されたためといわれています。 |
| パウゼ(ちょっと一息) |
フランスの作曲家ジャン・バプチステ・リュリは自作のオペラを指揮するときに、歩くときに使う大きな杖で、床をどんどん叩きながら、リズムをとっていたそうです。ところがある時、間違って、自分の足を叩いてしまい、それがもとで死んでしまったそうです。 (The Compleate IDIOT'S guide to Classical Musicより) |
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質問12:有名な「G線上のアリア」ってどういう意味ですか? |
まず「アリア」は”Aria”と書いて、イタリア語では歌という意味ですが、バッハはこの「アリア」という形式に注目して、いくつか楽器のために「アリア」を作曲しました。有名な「G線上のアリア」は、もともと 管弦楽組曲第3番の中、第2楽章をバイオリニストのウィルヘルムが、編曲したものです。 なぜ「G線上」かというと、バイオリンには普通4本の弦を使いますが、低いほうから指で押さえないではじいたときに、G(ソ)、D(レ)、A(ラ)、E(ミ)となるように弦を張ります。そのG(そ)の弦を使って このアリアを弾き始めるので、そういう名前がついたといわれています。G線は他の線より太いせいか、ふくよかな音が出ますから、編曲者も音色の効果をねらって、原曲とは違う調で書いたと思います。 |
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質問13:実はバッハ作曲「主よ、人の望みの喜びよ」という曲を、ピアノで弾いてみたいのですが、ピアノを全くやったことない人間がマスターできるでしょうか? |
例えば、今日明日中にかの有名なケンプが弾いたのと同じ楽譜で弾けるかといえば、まあよほどの天才でない限り、無理でしょうね。でも、例えば、さわりのメロディだけなら、毎日がむしゃらにさらえば、1週間くらいで弾けるようになるかもしれません。メロディが弾けたら、伴奏も弾いてみたくなると思います。 自分で楽器をやるというのは、ある程度の苦しみを伴うことですけど、それを乗り越えたときの |
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質問14:交響曲第xx番、ケッヘルxxというときのケッヘルって何ですか? |
ケッヘルというのは人の名前で、オーストリアの植物学及び鉱物学学者でしたが、モーツアルトの音楽をこよなく愛し、彼の全作品を年代順に整理し、目録の番号には自分の名前(例えば、K488)をつけました。これが今でも世界的に使われているため、モーツアルトの作品にはすべて番号の前に彼の名前をつけて呼ぶのが習慣になっています。これとにたような例として、バッハ=BWV、ハイドン=Hobなどがあります。 |
| 質問15:コルノ・ダ・カッチャってどんな楽器ですか? |
バッハが、生きていた頃(1600年代)に、使われた楽器です。その当時の物は、現存していませんが、おそらく左写真のような物だったと言われています。名前を直訳すると、イタリア語で「狩りのホルン」となるので、ホルンの仲間かと思われますが、その当時は金管楽器というものが作られ始めたばかりで、金管楽器といえば、今でいうトランペットが主で、宮廷音楽家が演奏していたと言われています。これに対して、トランペットのようなホルンやトロンボーンを またその当時ホルン(コルノ)と呼ばれている物は、ぐるぐる管を巻いてあると言うのが大きな特徴です。しかし音域(管の長さ)は殆ど現在のトランペットと同じか1オクターブ低い音までですので、今日、バッハやヘンデルなどの作品でコルノ・ダ・カッチャと呼ばれているパートは、通常トランペット奏者が演奏されることが多いです。 (参考文献:The Horn by K.Janetzky & B. Bruchle) |
| パウゼ(ちょっと一息) |
その昔、今日ピアノを呼ばれる楽器は長方形の形をしていました。今日、「グランド・ピアノ」とよばれるようになったのは、長方形のピアノより、大きくて、大きい音がするということから、「グランド・ピアノ」とよばれるようになったそうです。 ピアノはその頃中東のハーレムなどにも、置かれるようになりましたが、なんと足を切って、床に置き、演奏者は、床の上に置かれたクッションに座って弾いていたそうです。 ところが、ある時トルコの王宮に呼ばれた、あるピアニストは、床に座って弾くのはいやだと言ったので、王様は3人の使用人にピアノを持たせて、ピアニストは普通我々が使う椅子に座ってコンサートをしたそうです。 (The complete IDIOT'S Guide to Classical Musicより) |
| 質問16:ある本を読んでいたら、「平均律、純正律」という言葉が出てきましたが、何のことでしょうか? |
これは、楽器の調律(チューニング)の仕方をどのようにするかということです。英語で書くと、平均律equal temperament, 純正律mean-tone temperamentといいますが、1オクターブを機械的に12で割って各音と音の間が均等になっているのが、平均率で、これに対して、純正率は、平均率の反対で、必ずしも均等ではなく、2つの音の振動数を簡単な比でとっている、ということです。歴史的には、1800年代後半から平均律で調律された、鍵盤楽器が作られるようになるまでは、広く純正律が使われていました。 と書いても、何のことだかよくわからないかもしれませんね。例えば、コーラスをする時、ピアノにぴったり合わせて自分のパートを歌っているのに、うまくはもらないという経験はありませんか?そうです。特に、2度、3度、6度、7度で合わせる時は、ピアノや機械に合わせるのではなくて、ちょっと上下に高さをずらしてあげると、すごくきれいになります。きれいな響きになった時が、純正律です。 もともと歌から始まった音楽、といっても過言ではありませんから、人間が自然に歌い易く、響き易い音の取り方、あわせ方を無意識のうちにしていたのだと思います。それが、科学や楽器の発達によって、合理的な調律法として、平均律が考えられたのではないかと言えます。 特に、室内楽やオーケストラなどでは、純正律に対する知識がないと、うまくきれいな響きを作ることができません。ですから逆にピアノが入ると、合わせるのが難しいです。 |
| 質問17:バンドでエレキベースを弾いているのですが、どうもリズムがうまくとれません。どうしたら、いいのでしょうか? |
リズムは音楽の心臓です。リズムが不規則だったり、いわゆる「のり」が悪いと音楽が死んでしまいますね。それではどうしたらいいかということですが、王道はありません。生まれつき「のり」のいい人もいれば、練習しないとだめな人もいます。 以下、私流リズムをよくする?練習方法です。まず、何拍子の曲でしょうか?2拍子だとしましょう。1,2,1,2、と言いながら、楽譜を見てみます。印刷された楽譜は、目で見ると、何が起こっているか、意外とよく分かります。リズムに限らず、楽譜を見る、読むっていうことは、大切なことです。それから、大概難しいところというのは、1,2,1,2というところにリズムが来ないパターンです。難しい言葉でいうと、後打ち、シンコペーション、タイがかかっているところだと思います。このパターンのリズムは、もとになる、1,2,1,2という拍を(または、もう少し細かく分割して、1と、2と、1と、2と言うように)手とか足、または、頭の中で刻みながら、実際に手で叩いたり、歌ったりしてみましょう。自分の体でできるようになれば、楽器を持ってもできます。 技術的な問題、特に楽譜が読めない、リズムが取れない、音程が取れないというようなことは、実際に自分の体を使って練習して、それから楽器を持つようにしましょう。音楽の歴史をさかのぼれば、初めは楽器などなかったのですから! もし、練習している曲のCDなどがあるようでしたら、楽譜を見たり、見ないで聞いて覚えるのも、一つの方法です。目、耳、手、足、頭など、体を駆使して覚えたリズムは、楽器を持っても生き生きしてくるはずです。 ところで、どうしてロックや、ポップスがクラシックより、人気があるのかというと、(これは私個人の考えですが)細かいリズムがいつもドラムなどで、刻まれているからだと思っています。クラシック音楽も、もともとはその頃はやっていた、フォークソングや、ダンスを取り入れている曲がたくさんありますし、たとえば、リズムが強調されている曲って人気があると思います。 |
| 質問18:楽典の本を読んでも長何度とか短何度、完全何度ということがわかりません。 |
これはちょっと答えが長くなりそうな質問です。一般に音程とは、音と音がどのくらい離れているかということを言います。ピアノの鍵盤をみると一番よくわかるのですが、同じ音は1度です。例えばドからソまで右(音は高くなる。楽譜は上に上がる)に行くときは、ド、レ、ミ、ファ、ソと指折り数えると5つありますので、5度というわけです。単純に数字だけで示す音程ならば、数さえ数えればよいのですが、ドからドの間には白い鍵盤だけでなく、黒い鍵盤もあり、全部で12の音がありますので、例えばレ♯からソまでは何度なんていうような質問がでたら、4度ではあるけれども、答えは減4度となるとどうして?!ということになってしまいます。 ここではイギリスの王立音楽院の音楽理論検定を指導するのやり方を紹介します。これはなかなか分かりやすいですし、実用的だと思います。詳しく知りたいという方は、「The AB Guide to Music Theory Part 1&2 by Eric Taylor」の日本語訳が最近出版されたようなのでそちらをご覧ください。 まず音階をきちっとおさえましょう。 ![]() 音階は、字の見ての通り、音の階段です。音の階段は全音と半音が混じっていますが、よくみると、全音(以下Tと略)、T、半音(以下Sと略)、T、T、T、Sとなっています。このような組み合わせを私たちは、「長調」と呼んでいます。ですから、ここには、皆さんがいちばんよく知っているドから始まる長調、日本ではハ長調の音階の例をしめしましたが、もしド以外の音から長調の音階を作るとしたら、かならず、T、T、S、T、T、T、Sの組み合わせになるようにすれば、よいのです。(ちなみに半音はピアノの鍵盤でとなり同士です。全音は半音が2つです。例えば、ドとレの間は、ドード♯、ドシャープ=レと半音が二つありますから全音ということになります。) ![]() ![]() ではソの音から始まる長調を作る場合を考えて見ましょう。ミとファの間を全音にするためには、ファの右隣の黒いピアノの鍵盤になります。この音を楽譜に書く場合、ミから考えるとファの♯になるし、ソから考えるとソの♭でもいいわけです。しかし音が途中でかけているのは、階段のハシゴが一つかけているようなものですから、ここではファの♯をつけます。同じようにファから始まる音階、レから始まる音階も見てみましょう。 ![]() さて長調の仕組みは納得していただけましたか?そうなると皆さんは、自然とでは短調はどうなっているのだろう?という疑問がわいてくることだと思います。(2003年5月30日) |
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